皆さんこんにちは。

寒さが身に染みる季節になりましたが、いかがお過ごしでしょうか？
 

皆さんはMEOというWEBの施策をご存じでしょうか？

似ている言葉にSEOなどがありますが、これに比べると「聞いたことがない」「取り組んでいない」という方が多いのではないでしょうか。

今回はこのMEOについてお話させてください！

● MEOとは

MEOとは、Map Engine Optimizationの頭文字をとった言葉で、googleマップ検索エンジンの最適化のことをいいます。Googleマップに表示される情報を最適化したり、Google検索で表示されるローカル検索（＊）で、できるだけ上位に表示させることを目的にしたWEB施策のことです。

ユーザーは周辺でお店などを探すときに、地域名と業種やお店の種類で検索することがあります。検索結果から見てもらえる機会が増えれば、来店を促せる可能性が高くなります。ユーザーは上位表示された結果から優先的に確認する傾向にあるので、確実にアプローチするには検索結果の画面に表示させるだけではなく、上位表示を目指す必要があります。

＊ローカル検索とは、特定の地域に関連する検索ワードに対して、それに適した検索結果を表示させることをいいます。

● SEOとMEOの違い

SEOとMEOは似ている言葉でよく混同されますが、どちらも検索結果での表示順位を上げるための施策という点においては同じです。

SEOとMEOでは、
「対策する対象」、「対策の方法」、「難易度」、「対策にかかる費用」において違いがみられます。

「対策する対象」

SEOは自社サイトなど、自社が有するメディアやコンテンツの検索結果の上位表示が目的と、対策の対象は幅広くなっています。
一方は、マイビジネスのみが対象になります。そのため対策を行うにはマイビジネスの登録が必要になります。

「対策の方法」

検索順位の上位表示のための対策では、キーワードの選定やコンテンツの作成、サイトの改善を行っていきます。

サイトではコンテンツの内容がユーザーの満足度を大きく左右します。キーワードとの関連性もですが、ユーザーのニーズを満たせる内容にすることも大切です。また使いやすさを高めるために、読み込み時間を速くする対策や、スマホなどの媒体でも閲覧できるような最適化も求められます。

マイビジネスでは、営業時間などの基本情報がきちんと登録されている必要があります。また間違った情報を伝えないように常に最新の情報を掲載するようにします。さらに写真や質問に対する回答などのコンテンツは、より多くの情報を伝えることができます。

「難易度」

難易度はMEOよりSEOが高いです。

SEOではコンテンツの書き方や更新の仕方だけでなく、サイトの最適化など様々な点に注意且つ専門知識が必要になってきます。一方では対策する対象も限られているため、SEOと比べて比較的容易に進めることができます。

「対策にかかる費用」

費用はMEOのほうがトータルで発生する費用が安めになる傾向にあります。

SEO対策では、専門知識やコンテンツを制作するための人材が必要となります。これをすべて自社で行うのは難しく、外部のWeb制作の会社に任せるケースも多くなっています。

MEO対策の場合は、対象が限られていることもあり自社で行うことも可能で、外部に依頼する場合もそれほど大きな費用にはなりません。
また、MEO対策を始めてから1カ月程度で効果がみられることもありますが、SEO対策の場合は最短でも3カ月程度は必要で、1年以上かかることも珍しくありません。そのため効果が出るまでに時間がかかるSEO対策は、トータルで発生する費用が高くなる傾向にあります。

● MEOのメリット

MEOにはどんなメリットがあるのでしょうか。

飲食店やサロンなどの実店舗では、「ぐるなび」や「ホットペッパー」などの媒体を集客に利用することが多いです。しかしこういった媒体への掲載は高額になることも多く、さらに媒体の中で上位表示させようとすると、さらに費用がかさむことになります。

MEOであれば、Googleマイビジネスの利用料などの費用は一切かからないため、媒体と比べて費用をかけずに対策できます。

さらにMEO対策では、来店見込みの高いユーザーにアプローチできるというメリットもあります。
地域名と業種で検索するユーザーは、多くの場合「すぐ目的地に向かいたい」などと目的がはっきりとしています。そのためローカル検索結果で上位表示ができれば、見込みの高いユーザーにアピールすることができます。
またマイビジネスからは「Webサイト」や「電話番号」につながるリンクもあり、ユーザーがすぐに情報を確認したり、問い合わせたりすることができます。

まとめ

MEOは店舗の認知拡大に効果的であり、SEOとは違った効果を発揮するWEB施策といえます。

またSEO対策や媒体への掲載よりもリーズナブルに取り組める施策なので、まだ取り組んでいないという方は、これを機に検討してみてはいかがでしょうか。