COLUMN
コラム

2024.02.19COLUMNホームページの記事の更新で失敗する6つの問題点

ホームページの記事の更新で失敗する6つの問題点の投稿画像01

ホームページの運用の失敗はとても地味です。

それはゆでガエル理論のように、静かに、しかし着実に失敗していきます。

気が付いたときには失敗した記事が蓄積してしまっていて収集がつかない、なんてこともあります。

今回は、そんな意味のない(むしろマイナスな)ホームページ運用にならぬよう、ホームページをしっかり運用したいという中小企業や零細企業、個人事業主の方を主な対象に、ホームページの記事の更新を成功させるためのコツについて解説していきます。

 

・記事を更新してるのにあまり反響が得られない…

・書くネタがなくて困っている…

・どういう情報を発信することが自分の会社やお店に合っているのかわからない…

 

こういった理由で会社やお店のホームページにある新着情報などのページがうまく活用できていない・反響が得られていない方は弊社のお客様でも多く、よくご相談いただいております。

なかなかうまくいかず、やる気が削がれ、そのままホームページを放置していると、そこかしこから「営業してないと思われるからちゃんと新着情報を継続して更新したほうがいい」なんて言われたことはないでしょうか。

「そんなことはわかっている!それができたら苦労しない!わかっていてもうまくホームページを運用できないんだ!」という方のために、なぜそのようなことが起こってしまうのか、基本的なことだけど意外とできていない具体的な問題点を挙げていきます。

 

【目次】

問題点1.そもそもホームページの役割とターゲットを決めていない
(1)お知らせとしての役割とターゲット
(2)新規集客としての役割とターゲット
(3)求人媒体としての役割とターゲット
(4)リピーターの獲得としての役割とターゲット
(5)ネットショップとしての役割とターゲット
問題点2.テキストの表記ゆれで読んでもらえない
問題点3.文字装飾に一貫性がない
問題点4.画像サイズが適切ではない
問題点5.外部サイトやChat GPTのコピペ
問題点6.記事の適切なカテゴリー分けができていない
まとめ

問題点1.そもそもホームページの役割とターゲットを決めていない

ホームページの記事の役割は大きく分けて下記の5つです。

(1)お知らせとしての役割

(2)新規集客としての役割

(3)求人媒体としての役割

(4)リピーターの獲得としての役割

(5)ネットショップとしての役割

この中でホームページの記事にさせたい”役割”を設定してください。

次に役割から逆算して”ターゲット”を決めましょう。

最後にターゲットに対して有益だと思う情報を更新していけばヒットする可能性が上がり、Googleなどの検索エンジンからの評価も高まります。

※本業のお仕事で忙しく、なかなかホームページの記事を更新できない方・ホームページの運用が初めてで適切な更新頻度がよくわからない方は、ひとまず一ヶ月に一回を目安に更新してみてください。

それでは、具体的に一つずつ「有益になりえる情報」について見ていきましょう。

 

(1)お知らせとしての役割

ターゲット:ステークホルダーの皆様(ホームページに訪れるすべての人)

求められている記事の内容:休業期間、移転情報、サービス開始・終了のご案内、合併などの企業活動を公式な情報として更新していくことで一定の信頼を得ます。

一年間の中で一定の休業期間が決まっているようであれば、毎年欠かさずにお知らせを更新しましょう。

 

 

(2)新規集客としての役割

ターゲット:新規のお取引を予定されているお客様

求められている記事の内容:特定のサービス・商品などの理解が深まる情報を更新していくことで実際に検索して探しているお客様の目に必要な情報が届くように更新しましょう。

事例紹介ページを設けて更新していくことも大事ですが、事例紹介ページだけでは掲載しきれない新規集客向けの情報について、新着情報ページが活用できます。

業種によって新規のお客様となりえる潜在顧客の種類の違いがあり、対応エリアも違うため、個人なのか法人なのか、サービス・商品の単価は高いのか低いのか、お取引するまでのプロセスは長いのか短いのか、お取引の持続性は短期的なのか長期的なのか、どこまでの地域に対応しているのか、自分の会社やお店に置き換えて考えてみてください。

たとえば、弊社の場合は「法人」のお客様を対象に、岡山・広島のエリアを拠点としてWEB制作という「比較的高単価な無形商材」を扱っており、お取引の過程で「しっかりと打ち合わせ」させていただき、その後も「継続してご利用していただく」ために「ホームページをなんとかうまく活用したい!」というお客様向けに有益な情報になることを念頭に置いてこの記事を書いています。

潜在顧客から見込顧客、見込顧客から既存顧客までのきっかけ作りとして情報発信していくマインドを持って記事を書いてみてください。

ホームページの更新内容と、実際に求められている情報に乖離があるとせっかく書いた記事も「知る必要がない情報」として読んでもらえず、いくら更新しても意味がない状況になってしまうため、役割とターゲットは最低限抑えておきましょう。

 

(3)求人媒体としての役割

ターゲット:求職者

求められている記事の内容:どういう会社・お店なのか…雰囲気や活動内容がわかる情報を掲載して求職者からの安心を得ます。

求人情報として、具体的な募集要項は採用情報のページに掲載するのはもちろんですが、それ以外にも新着情報のページを使って、ブログというカテゴリーを作り、会社やお店としてPRできるポイントを発信していく活用方法があります。

たとえば、社員旅行などの社内イベントや仕事中の様子、働きやすい環境への取り組みなど、採用された場合のイメージがしやすく、その環境に定着できるかどうかの判断材料になるような情報を更新していきましょう。

また、新卒・中途・アルバイト・パートといった雇用形態によって学生・経験者・主婦など求職者の年代やライフスタイルに違いがありますので、見てほしい求職者に適した形式で発信していくため、求める人物像や仕事に対する価値観が求職者に伝わるような内容を投稿するのもよいでしょう。

 

(4)リピーターの獲得としての役割

ターゲット:既存顧客

求められている記事の内容:既存顧客の為になりそうな情報や継続してお取引していただくためのお得な情報を発信し、競合との差別化を図りましょう。

お客様にとっていい情報であれば、「他と違ういいサイト」と認識され、ブックマークに登録していただける可能性が上がります。

そうすると、ふとしたとき、必要なときにブックマークからホームページを開き、思い出してもらえるため、次回のお取引に繋がる可能性が上がります。

 

(5)ネットショップとしての役割

ターゲット:ネットで商品を買う人

求められている記事の内容:ズバリ、おすすめ商品の紹介や購買意欲を上げる記事です。

(2)の新規集客や(4)のリピーターの獲得の方法を活用しながら、単に商品を掲載するだけでなく、客観的なレビュー記事商品ストーリーを語る記事を書いてみたりするのが効果的です。

ホームページにあるカートやECサイトへの誘導をいかにスムーズに行うかがポイントになります。

問題点2.テキストの表記ゆれで読んでもらえない

たかが表記ゆれ、されど表記ゆれです。

ひらがなや漢字の書き分けができていなかったり、カタカナとローマ字で文章の表現に統一性がなかったり、常用ではあまり使わない半角カタカナを多用したりしている部分が文中に散見されると、違和感が生じ、読みづらく、記事としての信頼性を失います。

基本的なことですが、ホームページを運用していくうえで大事なことです。

しっかり精査され、蓄積された情報は、会社やお店のブランディングになり、「きちんとしているな」と信用面が向上する可能性が上がります。

問題点3.文字装飾に一貫性がない

太字を入れるだけで重要な部分に目がいき、記事の情報が整理されます。

しかし、文字情報を強調する装飾は、太字下線文字色マーカーなどありますが、バランスよく使わないとかえって見づらくなってしまうため、ルールを決めて文字装飾を行いましょう。

たとえば、文字に使う色を最小限に設定し、すっきりとした見やすい印象を与えたり、カッコや記号を全角で表現して全角の日本語との文章構成で違和感が出ないようにしたりすることで読みやすさがぐっと上がります。

問題点4.画像サイズが適切ではない

ホームページの記事に掲載される画像が大きすぎても小さすぎても、読みづらく、見づらい構成になってしまいます。

ホームページに適切な画像サイズとしては「1920px×1080px」で、これはパソコンのモニターとして一番普及している「フルHDモニター」の場合のサイズの目安となります。

上記の画像サイズよりも小さいと、ホームページ上で引き伸ばされて表示されるため画質が荒くなる可能性があります。逆に上記の画像サイズより大きいと、画像ファイルの容量が増えて、ホームページの読み込みが遅くなる可能性があります。

画像の読み込みやすさと表示速度のバランスを、掲載する画像サイズを選択し、読みやすく、見やすい記事にしましょう。

画像サイズをブラウザ上で簡単に調整できるツールとして、iLoveIMGという画像編集用のオンラインツールがありますので、画像の切り抜きサイズ変更拡張子の変更などの画像編集がしたい方は、以下のリンクからぜひ使ってみてください。

 

iLoveIMGで画像を編集↓
https://www.iloveimg.com/ja

問題点5.他のサイトの記事やChat GPTのコピペ

検索エンジンであるGoogleは、オリジナリティのある記事を評価する傾向があるため、他のサイトのテキストの文章構成をそのままコピペするのは、コンテンツが重複していると判断され、サイトの評価が下がる可能性があり、SEO対策として昔からやってはいけないことと言われています。

最近では、Chat GPTを用いてAIに簡単に文章を生成してもらうことができるため非常に便利ですが、Chat GPTが作ったテキストもそのままコピペすると同様に重複コンテンツとして扱われ、機械的に生成された内容として判断されるリスクがあります。

ホームページ運用におけるコピペの具体的な弊害としては、著作権侵害にあたる場合があることや検索順位の下落、または最悪の場合スパムと認識され自然検索から除外されることです。

そうなってしまえば、せっかく記事を書いてもいいサイトと判断されなくなることになってしまいますので、他のサイトの記事やChat GPTの模範解答のような文章は、記事のざっくりとした概要や内容をまとめる際に、あくまで「下書きの参考」として利用することが賢い使い方と言えそうです。

問題点6.記事の適切なカテゴリー分けができていない

新着情報ページと一口に言っても、問題点1で前述したように、ホームページの役割とターゲットによって更新する記事の内容が変わってきます。

サイトの訪問者が求めている必要な情報にストレスなくアクセスしていただけるように、パッと見でわかるカテゴリーを設定して導線を作りましょう。

弊社のホームページで言えば、カテゴリーの分類として「トピックス(新着情報)」という大分類の中に、「ニュース(お知らせ)」、「コラム」、「リクルート」、「ブログ」といった中分類で分けられています。

たとえば、「休業のお知らせ」を「ブログ」に掲載すると、カテゴリーと記事のタイトル・内容が合っていないため、サイトの訪問者に不自然な印象から不信感を与えかねないので、「特定のカテゴリー内で書いてはいけない記事」をルールとして決めておきましょう。

この場合ですと、「休業のお知らせ」は、会社やお店の活動を公式な情報として発信する「ニュース(お知らせ)」のカテゴリーで投稿することが適していると言えるでしょう。

まとめ

ホームページの記事の更新で失敗する6つの問題点の投稿画像13

今回は、ホームページの記事の更新について失敗しないようにする6つのポイントについて解説しました。

上記を参考に、一度記事を作成するまでの考え方や要領を掴めば、コンスタントに意味のある更新で価値のある情報を提供できるようになっていくと思います。

まずは基本に忠実に、ひとつの記事をしっかり完成させてみましょう。

ホームページ運用における成功のカギは、ホームページにさせたい役割を明確に決めて、見てほしいターゲットに対して有益な情報をきちんとした形で更新していくことです。

 

ホームページ制作やWebサイト運用のご相談はこちら↓
https://www.onetoone.co.jp/contact/