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コラム
2021.07.08COLUMNCookieってなに?
スマホ、パソコンでネットを利用しているとCookieという文字を見たことがあるのではないでしょうか。
「本WebサイトはCookieを利用します」などの表示が現れ「続行しますか」、「同意」といった選択を求められ、どのように対処すればと頭を抱えたことがある人もいるかと思います。
今回はよく見かけるCookieについてセキュリティ面の話にも触れながら、全体像を掴めるように解説していきます。
Cookieとは?
Cookie は、アクセスしたウェブサイトによって作成されるファイルです。
閲覧情報を保存することで、オンラインでのユーザーエクスペリエンスを向上させます。
サイトでは、Cookie を使用して、ユーザーのログイン状態を維持したり、ユーザーのサイトの利用設定を記憶したり、ユーザーの地域に関連する情報を提供したりできます。
【引用】 Google Chrome
URL:https://support.google.com/chrome/answer/95647?hl=ja
少しわかりにくいと思いますのでまずはイメージを掴んでもらえればと思います。
ここではウェブサイトに「何かしらの情報を保存している」とイメージして下さい。
Cookieの事例
みなさんもよく体験するCookieに関する事例をいくつか取り上げてみます。
〇ユーザーとパスワードのログイン情報
オンラインサービスなど日常的に利用されると思います。
サイトに再アクセスした際に、ログイン情報を入力なしでサービスを使用できたことはありませんか。
Twitter, InstagramなどのSNSサービスでもログインを一度すると次回アクセスした時に、ログイン情報が保存されておりID・パスワードの入力なしで入れた経験はあるはずです。
〇ショッピングのカート情報
ネットショッピングでカートに商品を入れた状態でそのページを離れ、再度サイト戻ってみるとカート内の情報が維持されていた経験がある人は多いはずです。
〇広告
これまでWeb上で閲覧した情報に似通った広告がWebに表示された経験がありませんか。
実はこれらはCookieの情報から判別されて表示されています。
Cookieの種類
Cookie には次の 2 種類あります。それぞれ解説していきます。
〇ファーストパーティ Cookie
アクセスしているサイト、つまりアドレスバーに表示されているサイトによって作成されます。
例えば、ユーザーが洋服のショッピングサイトにアクセスしたとき、そのショッピングサイトがユーザーIDやカート情報を保存するために発行されるものになります。
【例】ユーザーID・パスワードなどのログイン情報、ショッピングカート情報
〇サードパーティ Cookie
他のサイト、つまり現在ウェブページに表示されているコンテンツの一部(広告、画像など)を所有しているサイトによって作成されます。例えば、いろんなサイトの情報を共有して、その人に合った最適な広告を表示していることになります。
【例】Web広告
セキュリティ、危険性
Cookieの利用には非常に注意しなければならない点もあります。
それは共有のパソコンでの個人情報を記憶させてしまうことです。
共有パソコンとはネットカフェ、公共施設、学校、仕事場などのパソコンになります。
ログインIDの入力、ショッピングなどしてしまうと個人情報の流出につながる恐れがあります。
対策として共有パソコンでは個人情報を入力しない、Cookieを無効にするなどして利用しましょう。
Google Chromeでも個人情報、プライバシーの観点からサードパーティ Cookieの廃止を段階的に廃止する発表しています。
【参照】Google Japan Blog
URL:https://japan.googleblog.com/2021/06/cookie.html
まとめ
ネット社会の加速により個人情報を扱う機会がこれまで以上に増えています。
扱い方1つで損害を被る可能性も少なくありません。
今後も今までに増して、ネットセキュリティの重要性は増してくるはずです。
Cookieについて見たことはあるけど詳しく知らなった人も多いと思います。
理解を深めセキュリティーリスクに備えていきましょう。