COLUMN
コラム
2022.06.10COLUMNホームページの制作を格安の会社に依頼した時のお話
こんにちは。営業担当のTです!
今回はとある企業様で実際に伺ったお話を交えたコラムです。
内容はタイトルの通り、『ホームページの制作を格安の会社に依頼した時のお話』です。
早速お話ししていきたいと思います!
知り合いからの紹介で
S社様は数年前にホームページ(以後HPと略します)を立ち上げる事が決まり、「制作をどこの会社に任せようか?」という話になった際に、知り合いから紹介してもらったA社に依頼する事になりました。
S社様はこれまでHPを持った事がなかったため、どのように作ったら良いかイメージがつかなかったそうです。
制作を担当したA社は格安で仕事を引き受けたのですが実はこのA社、安いのには理由があって「これまでHPの仕事をした事がないからモニター価格で!」という触れ込みでした。
S社様も依頼をする前にこの条件を把握しており、それを踏まえた上での依頼だったのですがそれでもA社の対応は相当残念な物だったようです。
S社様は掲載したい内容は明確にありました。
A社に望むのは、HPの訪問者へ知ってほしいことをどう構成して、どのように情報を集約するのかをうまくまとめて欲しかったようです。
打ち合わせの段階で情報を十二分にヒアリングできていなかったようで、大枠ができあがったもののホームページとしては情報量が物足りなく、S社様から度々情報追加の依頼が必要になりました。
思うように進まない打ち合わせ
そして製作期間。
HPの完成までに要する期間は2~4か月というのが比較的目にする数字です。
ところがA社は6か月経ってもS社様の満足するクオリティーにできず、S社様もその頃にはほとほと疲れてしまったようです。
A社はスタッフが少なくHP以外の仕事もしている兼業だったため、そもそも連絡がつきにくかった状態。S社様からの意向も電話だとうまく伝わらないため、打ち合わせはできるだけ会うようにしたかったようです。
しかし距離が遠くなかなか会えなかった等、フタを開けてみると多くの障害がありました。
このような経緯があったため、リニューアルのご提案で伺った時にS社様は「HPの制作は面倒で時間も要し、手間ひまかけてもなかなか満足するクオリティにできない‥‥」とほとほと懲りてらっしゃるご様子でした。
ホームページは「会社の顔」
今回の「モニター」や「お試し」を他で例えを出してみると、技術職等のお仕事では見習い期間等が存在する場合があります。
美容師さんがカットモデルをお願いする際に、一人前ではないので無料~サービス価格で施術をしてくれます。
この場合はお店によっては先輩が仕上がりをチェック・手直しをする事もあります。仕上がりに満足しない場合は「次はモデルを受けない」「通常の価格で一人前の人に切り直してもらう」等の対応ができると思います。
ですがHPの場合は先輩が仕上がりをチェック・手直しする訳でもなく、いくら「モニター価格」とは言ってもそれ相応の金額は払い込んでいるため「他の制作会社に依頼しなおす」のもしばらくは躊躇しがちです。
しかしながら会社の公式HPとしては次のリニューアルが決定し、制作期間を経て完了するまでの数年間、その状態で公開し続けるしかありません。
そして、これは極端な言い方をすれば「世界中のだれもが見れるインターネット上に、不完全な状態の看板を会社の顔として公開し続ける」ことにもなります。
そのため、「格安」の裏で依頼前には思いもしなかったリスクが隠れている場合もある事を、皆さんには知っておきていただきたいです。
時折目にするのは、HP完成から数カ月経ち「会社名と地域」を入力して検索してもHPが出てこないケースです。
「え、そんなことあるの?」と聞き返される事がありますが実際に存在する事例です。HPは「誰が作ったとしても、公開すれば必ず見てもらえる」という訳ではありません。そして「会社名と地域で検索してHPにたどり着く」のは必要最低限のスタートラインです。
しかしこれすらも達成できていない状況であれば、会社を知らない人が「業種(仕事内容)と地域」で検索しても尚更ひっかかることはありません。
※「作りたいのは会員制の専用サイトで簡単に見付けられては困る」のであれば全く問題ありませんのでその辺はご安心を。
逆に、業種問わず制作実績が多い会社は成功の方程式を数多く持っていたり、そもそもの対応力が高い事を期待できます。(作った後にサポートしてもらいやすい会社かどうかも重要なのですが、それについてはまた別の機会に…)
まとめ
みなさんも、総合的な制作事例の数が「無い」、「少ない」企業に依頼する場合はお知り合いでも十分にご注意下さい。
具体的な数字はあくまで個人的な所感であると前置きをした上で、HPの規模、業種、BtoBとBtoCのどっちの仕事が多いか、1件当たりの密度、取り組んだ際の熱意にもよるので一概には言えないのですが、どれだけ少なくても累計20案件こなしているのが最低ラインでしょうか。本来ならHP専業で100案件ぐらいはこなしているぐらいの方が安定感はあると思います。
特に近しい人に依頼した時ほど「作ってもらったけど満足できなかった」場合、本当に他に乗り換えずらいです…。
増してやHP制作者の会社との元々の関係性が「お客さん」だと尚更です。お客さんには不満を言ったり、色々と注文をするのって中々しにくいですよね…。
今回のコラムが全国のどこかの企業様のお役に立てれば幸いです。
もちろん、HPについてのご相談・ご依頼も随時受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください!
それでは、次回のコラム配信もお楽しみに!
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