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2021.12.01COLUMNID・パスワードの管理でお困りの方へ

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ネットの利用が増えたこのご時世、ネットショッピングやWebサービスを利用する機会が多くなりID・パスワードの管理が大変になっていませんか?
Webサービス毎にID・パスワードを覚えるのは大変ですよね。
サービス利用に必要な情報を使い回しをしたことが経験もある人もいるのではないでしょうか。
今回はID・パスワード管理とセキュリティリスクについて取り上げてみたいと思います。

増え続けるIDとパスワード

「パスワードの管理が多くなりすぎてパスワードが分からなくなった…」「どれがどのパスワードか分からなくなった…」など、皆さんも一度は頭を抱える経験をしたことがあるかと思います。
その中でも、特によく見られるのがID・パスワードの使い回しです。

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ID・パスワードを使い回すことへのリスク

では、使いまわすことによってどういったことが起きるのでしょうか?
考えられるリスクとして以下が考えられます。

・ECサイト経由のクレジットカード不正使用
・SNSアカウントの不正ログイン
・個人情報の流出・改ざん及び削除

上記のように、日常的に利用するサービスのアカウント管理を怠ると大きな損失を被る可能性が高くなってしまいます。
結果的にパスワードが安易に解読されやすくなりパスワードリストの攻撃対象になるのです。
実際、不正ログインなどの被害は個人・法人ともに被害事例としては少なくありません。

不正使用や不正ログインを防ぐには…?

ID・パスワードの不正使用や不正ログインなどを未然に防ぐため以下の設定をすることが非常に重要となります。

①強固なパスワードを作成
・推測されやすい、ウェブサイトで変換されやすい単語は使用しない。
・小文字のみ、大文字、数字など特定の文字、数字だけを使用しない。それぞれを組み合わせる。
・短いパスワードを避ける。理想としては10~12桁以上は必要になります。

無料のパスワード生成ソフトなどを使い作成すると便利です。
パスワード桁数、使用する文字、数字、記号など設定して作成することもできます。
パスワード作成に悩んだ時はこのようなソフトを使用するのもお勧めです。

②二段認証サービスを利用
二段認証にはスマートフォンを使用したSMS、生体認証などがあります。
しかし、スマートフォンを使用して認証を行う場合も多いので端末の紛失には注意しましょう。
他にも定期的なパスワード変更などあります。
しかし、パスワードを定期的に変更するようになると「複雑なパスワードを作って覚えておく」よりも、「変更しても覚えていられる簡単なパスワード」を作りがちであることが指摘されています。

ID・パスワードの管理方法とメリット・デメリット

ID・パスワードの数がどんどん増えていき、それらを使い回してしまう根本的な原因として「新しいパスワードを考えるのが手間」「異なるパスワードを設定してしまうと忘れてしまう」などが考えられます。
しかし、最悪の事態を避けるためには強固なパスワードを設定する必要があるとともに、そのパスワードなどを記録として残す必要があります。
ここで、よくある管理方法のメリット・デメリットについて紹介したいと思います。

① 紙でメモをする
メリット

 ⇒デジタル化が進んだ時代に原始的な方法ではありますが効果的です。インターネットを介しての被害が多いのが現状です。デバイス、インターネットのトラブルによりパスワードが消失、紛失おそれもないので安全です。

デメリット
 ⇒ID・パスワードをその都度、入力しなければならないので手間であることです。メモを第三者に目に触れないように管理する。メモ用紙をなくさないなど管理には注意する必要があります。

② Excel・Word・メモ帳などを使用しデータで管理する
メリット
 ⇒テキストをコピーして貼り付けなどできるので入力などが簡単になります。1つ以上のパスワードを管理する点では優れていると言えます。クラウドストレージサービスで機密データをカギ付きフォルダで保存することにより安全性を高めることができます。

デメリット
 ⇒テキストデータを誤って削除してしまう恐れがあるので注意が必要。Excelで作成したデータをPDFでも保存しPDFからテキストをコピーするとデータを削除するようなミスを大幅に減らすことができます。

まとめ

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今回は個人が利用するサービスのID・パスワード管理という観点から記事を纏めてみました。
パスワードの作り方、使いまわしなど、そしてパスワード管理を徹底すれば不正アクセス被害を受ける可能性は低くなります。管理方法も人それぞれ管理しやすい方法があるので、安全かつ管理しやすい手法

を選ぶのがベストです。読者の中でパスワードの使い回しをしている状態であれば今回の内容を参考にして頂ければと思います。