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コラム
2021.07.19COLUMNモバイルファーストってなに?
みなさんはネットで何かを調べる際、どのようなデバイスを使って検索していますか?
多くの方がスマホを使って検索しているのではないでしょうか。
昨今はスマホ時代と言われており、情報を調べる時はスマートフォン一つで完結できてしまうほど便利な世の中になりました。そのため、現在では「モバイルファースト」という考え方がWeb制作業界で当たり前になっています。
「モバイルファースト」とは
モバイルファーストとは、ユーザーの利用状況などの情報を元にWebサイトを設計し、スマートフォンでもストレスなく快適に利用できるデザインにすることです。
スマホは画面が小さく、タップや画面に指を触れて滑らせる「スワイプ」による操作が中心となります。
そのため、必要最小限の情報を適切なレイアウトで設計し、シンプルかつスムーズな導線づくりをすることで、ユーザーにとって最適なWebサイトが実現していきます。
つまり「モバイルファースト」は、「ユーザー中心」の考え方から生まれた言葉なのです。
しかし、一言に「モバイル」といっても、その種類は多種多様です。
スマホだけではなく、タブレットやフィーチャーフォン(ガラケー)、ノートパソコン、今後はもしかしたら新しいデバイスが出てくるかもしれません。
変化の速い現代、どんな端末やデバイスからアクセスしても快適な環境を提供することが、最善のユーザーファーストと言えますよね。
多様なモバイルに対応したWebサイト作り
では、どのようにすれば多様なデバイスに対応したWebサイトを作ることができるのでしょうか?
キーワードとなってくるのは、「レスポンシブWebデザイン」という手法です。
レスポンシブWebデザインとは、どのような大きさの画面にも対応できるように設計する、ホームページの作り方の一つです。
これにより、わざわざパソコン用のページとスマホ用のページを別々に作る手間が省け、1つのページであらゆるデバイスに対応したWebサイトを作ることができます。
こうしたメリットから、現在Webサイトを制作する上で「レスポンシブWebデザイン」は必須となっているのです。
まとめ
Googleは2016年、PC向けのページを評価対象としていた検索結果を、モバイル向けのページを評価対象とする検索結果に変更する「モバイルファーストインデックス」※の導入を発表し、モバイルサイトを重視する姿勢を明らかにしています。
モバイル中心の時代、スマホを始め様々なデバイスを使うユーザーにとって快適で使いやすい設計を目指し、モバイル対応優先で制作していく考え方は主流になっています。
そういった流れの中で、レスポンシブWebデザインの手法は必要不可欠ではありますが、もちろんそれだけでは“良いWebサイト”にはなりません。
あらゆるデバイスに対応し、ユーザーの多様なニーズに対応したWebサイト作りが求められているのです。
“モバイルファーストはユーザーファースト”であることを意識し、実際にサイトに訪れるユーザーの目線でデザイン構成を考えることが、これからのWebサイトにおいて重要になっていくのではないでしょうか。
※ 2016年10月にGoogleのGary lllyes(ゲイリー・イリェーシュ)氏が発表した、Webページの新たな評価基準。今までPC向けのページを評価対象としていた検索結果を、モバイル向けのページを評価対象とする検索結果に変更すること。