COLUMN
コラム
2021.02.09COLUMNSNSサービス「Clubhouse」とは?
本コラム作成時、ここ数日間でSNSサービスの「Clubhouse」の事をよく耳にします。
お問い合わせもいただいたので今回はClubhouseの概要と私の所感をお伝えしてみようと思います。
先に結論から述べさせていただくと現段階のClubhouseは、使える人が限定的であったり仕様の事もあって、さほど広まらないのではないか?と個人的には考えてます。
しかし、同社のCEOが「招待制をできるだけ早くやめたい」という趣旨を語っていたため、これが実現したり仕様変更などがなされる事で、今は想像がつかなかったサービスに変化していく事は十分にありえると思ってます。
そもそもClubhouseとは?
概要をざっくりまとめると、
「会話や音声のみで交流するSNSサービス。
主催者の呼びかけに興味を持った人たちが指定された部屋に集まって、その主催者達の発信を楽しむ。」
という趣旨のSNSです。
このサービスを「学生時代に聞いていたラジオのようなものかな」と比喩をされている方もいました。ラジオは基本的には一方通行ですが、時にはリスナーからの投稿はがきが読まれるので、この例えは言いえて妙だなと私は感じました。
Clubhouseの細かい概要
・会話や音声のみで交流するSNSサービス。
・基本は本名での登録が必要で、個人情報に敏感な日本人はここがネックになる懸念も。タレントのように通称がある人は追記できるようです。
・主催者が用意した部屋に参加したい人が集まる。部屋の中は主催者の許可があれば発言を行う事ができる。
・音声は録音を行ってはいけない。また、音声の書き起こしも利用規約違反になる。基本的に記録に残らない情報のため1度きりの発信になる事も想定され、その時間にその部屋に参加している必要がある。
・スマホにアプリのダウンロードが必要で、2021年の1月末時点でiOS(iPhone)用しか配信がされていない。このため、Androidのユーザーは現段階では参加できません。
・インターフェイスは英語版のみのリリース。
・完全招待制で招待できる人数も限られているため、招待をしてくれる人やツテが必要な仕様が広まりにくいネックになってます。
・フォローし、フォローされることでユーザーはつながる。
・いいね、コメントなどの機能は無い。
まとめ
私も、好きな起業家や著名人が秘密の話をすると聞きつけたら、「匿名でアカウントを作れて参加できるのならば、時間があえば聞いてみたい」です。そもそもまだ招待してくれる人が身近にいない事もあるのですが、仮にアカウントが作れたとしてもネックがいくつかあるので、「自分だったらどれほどの頻度で参加するだろうか?」という思いもあります。
また、これから追加される機能を予測すると、
・部屋に入室時に課金を行う仕組み
・Clubhouse内で特定の部屋に入るための会員制度を設け、その会員のみ入れる部屋の機能
等が出てくるのではないかと思います。
某芸人さんのオンラインサロンのようなものを簡単に提供できるプラットフォームになったり、ビジネスセミナーでの利用、タレントさんとファンとの交流の場になったり…
というのが今の私が思いつく安易な展開です。
何分Googleの元社員が開発したサービスと聞いてますので、大衆の想像の遥か上を行く展開を楽しみにしています。
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