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2021.01.29COLUMNSSL未対応によるリスクって何?

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“みなさんウェブサイトはSSL常時対応していますか?”
何のことか分からない方もいるかと思います。そのような方は要注意です!!   SSLはビジネス運営を行う上でウェブサイトを使用していれば誰でも必要な対策になってきます。ウェブサイトはビジネスの中核になるものです。まだ、SSL証明書を持っていなければウェブサイトに訪れてくれるユーザーのためにも最大限セキュリティを高める必要があります!

そこで今回はSSL未対応のリスクとSSL対応しているメリットについてみなさんにお伝えします。

SSLとは?

SSLとは「Secure Sockets Layer」の略語となります。
インターネット上でデータを暗号化してデータを送受信する仕組みのことです。
例えば、ウェブサイトのお問い合わせフォームより個人情報の送受信や、ネットショッピングでクレジットカード番号などを入力し決済した経験は多くの人にあるかと思います。そのような場面で情報の改ざん、盗聴などのリスクから守ってくれるのがSSLです。
※「http://」の場合:常時SSL未対応 「https://」の場合:常時SSL対応

SSL未対応によるリスク

①ユーザーの信頼を損なう、起業ブランドを傷つける恐れ
SSL未対応の警告が出ることにより信頼性の低下につながり、個人情報を入力する「お問い合わせ」が減少してしまう可能性があります。常時SSLを対応させることは、ユーザーに安心感を与える結果に繋がります。

②ウェブサイトの検索順位の低下
Googleは、2014年8月に、ウェブサイトがhttps(常時SSL)かどうかを検索順位の決定要因にすることを告知しています。ウェブサイトに対してhttpからhttpsへの切り替えが必須となっています。
2015年12月には、常時SSL化されたウェブサイトではhttpsページを優先的にインデックスするという告知をしています。似たようなコンテンツであればhttpよりhttpsページが優先されます。
このことからもウェブサイトの検索順位を上げる、維持するためにはSSLは不可欠な対策と言えます。ビジネスにおける機会損失を防ぐためにもしっかり対策しましょう。

(参考:Google「ウェブマスター向け公式ブログ」HTTPS ページが優先的にインデックスに登録されるようになります 2021年1月29日)
(参考:Google「ウェブマスター向け公式ブログ」HTTPS をランキング シグナルに使用します 2021年1月29日)

③ユーザーの個人情報を危険にさらす、悪用される恐れ
ネット上での個人情報の漏えいは大きな問題となっています。オンラインショッピングサイトでは個人情報をはじめクレジット情報を扱うため必ずSSLの対応は必要となります。訴訟などの賠償支払いが発生する恐れもあります。企業にとって存続を揺るがす問題の根源にもなりかねません。

④Googleなどの検索エンジンより安全でないウェブサイトとして認識
シェアの高いブラウザ「Google Chrome」では常時SSL未対応のWebサイトにアクセスした際、アドレスバーに「保護されていない通信」と警告が表示されます。また、検索エンジンによっては表示されなくなる可能性もあります。

⑤ウェブサイトの表示速度の低下
みなさんもウェブサイトのページの読み込みが遅い経験をしたことがあると思います。ユーザーにストレスを感じさせるほどの表示速度の低下はウェブサイトからの離脱にもつながります。

 

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まとめ

ウェブサイトへのセキュリティへの意識は高まりましたか?
今回はSSL未対応による代表的なリスクを取り上げました。SSL化についてGoogleよりアナウンスされてからしばらく経ちますが、まだ多くの企業ウェブサイトでSSL未対応が見受けられます。情報漏洩から起こりうる損害、ユーザーからの訴訟リスクを理解し、一日でも早くSSL化に対応しましょう。