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2020.04.27COLUMN地方だからこそWEBを利用するべき理由とは?

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都市と地方の取引事情

「小さい会社だし、、」
「うちはBtoB企業で取引先決まってる」 
「お客さんは紹介や口コミが多いし、集客に困ってない」

以上の理由により、「WEBは取り組む必要がない」と思っていませんか?
地方の中小企業は、東京や大阪などの都市に比べ、取引固定や、紹介で仕事が成り立っているという話はよく聞きます。
実際にそれは事実であり、地方の強みでもあると思います。数多くの会社が競い合う東京などの都市部では、他社と比較検討される機会も多く、短い期間でのお付き合いで終わってしまうことも多いです。
対して地方は、一度信頼関係が構築されれば、末永いお付き合いになることも多い為、そこからの紹介や口コミ、取引先の安定に繋がっているのだと思います。
では、そのような実態のある地方がなぜWEBが必要なのか、以下具体的に言及していきます。

インバウンド・マーケティングとは?

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インバウンド・マーケティングを説明するにあたり、合わせてアウトバンド・マーケティングも説明します。
アウトバンド・マーケティングとは、企業が主体となって、広告、メール、イベントなどを利用し、不特定多数に対して企業のタイミングで情報を届ける手法です。

対して、インバウンド・マーケティングとは、広告などによる売り込みをする代わりに、興味喚起するコンテンツをホームページなどのWEBを使って発信することで、潜在顧客に見つけてもらい、顧客化していく手法を言います。
現代では、スマートフォンの普及により、インターネットでの情報収集が当たり前になっています。そのため、BtoC(仕事相手が一般)であろうと、BtoB(仕事相手が公共、法人)であろうと、WEBでの情報発信を重視する企業が増えています。
2つを整理すると次のようになります。

インバウンド

メリット 営業効率アップ、顧客ターゲットを絞れる
デメリット 情報の質などを分析する時間が必要

アウトバンド

メリット アプローチする相手を選ぶことができる
デメリット インバウンドより営業効率が落ちる

地方の中小企業だからこそ取り組みたい!インバウンド・マーケティング

それでは、WEBを利用したインバウンド・マーケティングを使うと、どのような形でターゲットにアプローチできるのか、具体例を挙げて説明します。

車の販売店における集客

■ホームページの内容が薄い
→他社との見比べ志向で、費用面を重視するお客様からの 問い合わせが多く、なかなか成約に繋がらない
【ホームページの内容を改善】
取り扱い車種、他社との差別化、アフターフォローなど、コンテンツを豊富に
→顧客側でしっかり情報収集をしてから問い合わせてくれるようになるため、値段にとらわれずに商品や会社のよさが伝わり、成約から末永いお付き合いに!

主に公共工事を手掛ける建設会社の採用

■ホームページを持っていない
→ハローワークなどで求人を募集しても、応募がない、または少ない
【ホームページ開設】
求める人物像、働く仲間の写真やコメント、詳しい仕事内容などを周知
→情報があることによって求職者側で会社に対するイメージが湧いて、 安心感や親近感から応募に踏み切りやすく、採用に成功!

このように、インバウンド・マーケティングを使うことによって、顧客側に会社を見つけてもらう仕組みを構築できます。
そのため、1度ここで関係性が構築できれば、取引先の増加や、問い合わせてくれたお客様からのさらなる紹介へと繋がっていきます。
つまり、仕事相手に対する安定が強みである地方の企業は、インバウンド・マーケティングを利用することで、取引や集客のお付き合いの土台を大きくすることが可能になります。
また、採用においては、求職者に情報提供を行う事により、差別化しやすくなり、自動的に欲しい人材にマッチングした上で応募してきてくれるので、結果的に採用に繋がる可能性が高くなります。

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いかがでしょうか? 地方の中小企業だからこそ、WEBを使ったインバウンド・マーケティングを使うことにより、さらなる取引や紹介、採用の安定化に繋がることをお話しました。
新型コロナウイルスの影響もあり、今後ますますWEBでの情報が重要になってきます。 このコラムをきっかけに、WEBを使ったインバウンド・マーケティングへの取り組みを検討してみませんか?