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2020.04.20COLUMNメール設定のIMAPとPOPの違いについて

メール設定のIMAPとPOPの違いについての投稿画像01

皆様ごきげんよう!
今回ご説明させて頂くのはメール設定を行う際に出てくるIMAPサーバーとPOPサーバーの違いです。

メールサーバーとは

まず簡単に、IMAPサーバーとPOPサーバーはメールを受信・確認する際に使用する通信規格の一つであり、メールサーバーの種類の一つです。
メールサーバーはメールの送受信する際に、送信者と受信者の中間を担っております。
送信者➡送信者のサーバー➡受信者のサーバー⇦受信者という流れとなります。

  • 送信者

  • 送信者
    サーバー

  • 受信者
    サーバー

  • 受信者

このメールサーバーというものは
私たちが手紙やはがきを出す際の郵便局のようなイメージですね。

郵便局がなければ当然、私たちも手紙やはがきを出せないし受け取れないのと同じように、こちらのメールサーバーも大切な役割を担っております。

IMAPとPOPの違いとメリット・デメリット

さて本題に戻りますが、IMAPサーバーとPOPサーバーの違い、メリット・デメリットについてお話します。

メールを受信した時は、メールサーバーにデータが格納されます。
受信したメールを確認するのに、POPの場合はメールサーバーからPCにメールをダウンロードして確認するのに対して、IMAPの場合はメールサーバーから直接メールを確認する形です。

IMAPサーバー

メールサーバーに保存されたメールを私たちが見に行く形になります。 郵便局に手紙を保管してもらい、その手紙を見に行くイメージです。

【メリット】

  • サーバーにデータが保存されるため、端末の容量が節約できる。
  • 複数の端末で同じ送信/受信トレイが使用できる。
  • パソコンにメールが保存されない為、セキュリティーのレベルが高い。
  • PC切り替え時にもデータの移行もスムーズに行える。

【デメリット】

  • サーバーのデータ容量に縛られるので、容量次第ではパンクしてしまう可能性がある。
  • インターネットに繋がっていない場合、受信メールが確認出来ない事がある。
POPサーバー

メールサーバーから使っているスマートフォンやパソコンにメールが保存される形になります。
郵便局にある手紙を受け取って手元に保管しておくようなイメージです。

【メリット】

  • デバイス(パソコンやスマホなど)の容量がある限り保存・削除が行えるので、サーバーのパンクの心配がない。
  • 一度メールを受信しておけばオフラインでも確認出来る。
  • 設定次第では複数の端末からメールを見ることが出来る。(送信メールは不可)
  • 複数の端末で受信メールを閲覧できる設定をした場合、間違えてメールを削除しても他の端末で確認できる。

【デメリット】

  • パソコンにデータを保存している為、万が一パソコンが壊れた場合にメールが見ることが不可能となる。
  • 同期が出来ない為、同じメールを複数人で管理することが難しくなる。
  • 新しいパソコンへ変更した際のメールデータの移行に少し手間がかかる。

メールを複数人で管理する場合などはIMAPサーバーの方が優れていますが、データの受け渡しをメールで行うことが多い場合はサーバーを圧迫してしまう可能性が高い為POPサーバーの方が優位ではないかと考えます。

しかしパソコンの破損時などに必要なメールのデータを復旧できないPOPサーバーに比べ、IMAPサーバーであれば復旧できるのは大きな利点ですね。
ただIMAPの場合はネット環境が無ければ、過去のメールを確認することが出来ず、誤ってメールを削除してしまった場合、他の端末からも確認できなくなってしまいます。

こういったサーバーについて知っておけば、IMAPとPOP、どちらが自分にあった使い方なのかを見極められ、今後メールアドレスを取得し実用される場合に役に立つかもしれませんね。

最後に

最後に大まかですがOutlookやiPhoneなどでのメール設定に必要な情報をお伝えしますね。

1. 使用するメールアドレス
2. 使用するメールアドレスで設定したパスワード
3. 受信サーバー名と受信ポート番号(IMAPでは143or993/POPでは110or995)
4. 送信サーバー名と送信ポート番号(465or587)
5. 受信セキュリティーについて(接続の保護について)
6. 送信セキュリティーについて(接続の保護について)

以上の内容とサーバー情報を把握しておけば、どなたでもメール設定を容易に行う事が可能です。

また、メール設定を行った際に万が一送受信が出来ずエラーが出てしまった場合ですが、こちらは入力ミスや、サーバー側のエラーなどの可能性があります。
新しく取得したメールアドレスで登録された場合であればサーバーでのエラーは比較的出にくいですが、サーバーの移管時には新規取得したメールアドレスを設定する時と比べエラーが出やすくなっております。

もちろんスムーズに登録から使用まで行えることは多いので、あくまでも上記は可能性の話になります。
長い文面になりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
最後に一句
メールでも、サポートあれば、憂いなし

おそまつ!!